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『DEAR BOYS』(ディア ボーイズ)は、八神ひろきによるバスケットボール漫画。およびこれを原作としたアニメ、ゲーム、実写作品。2007年第31回講談社漫画賞少年部門受賞。 == 概要 == 『月刊少年マガジン』(講談社)において、1989年から連載中。単行本は、第1部の『DEAR BOYS』が全23巻、藤原・三浦・石井・土橋の4人を中心とした中学時代をつづった第0部とも言える『DEAR BOYS THE EARLY DAYS』が全1巻、第2部の『DEAR BOYS ACT II』が全30巻、第3部の『DEAR BOYS ACT3』が全21巻、本編で描かれなかった他校のエピソードなどを描いた特別編『DEAR BOYS OVER TIME』の1巻が発売予定。話数カウントは雑誌掲載時は「第○話」となっているが、単行本では「SCENE-」となっている。 本作品はバスケットボールを題材にしたスポーツ漫画であるが、同系統の作品にありがちな汗臭い要素を排除し、爽やかに描いている。また、男女の恋愛感情が、当事者達のバスケに関わる者としての成長を促す等、スポーツ漫画としては珍しく「恋愛」が重要な要素として描かれている事も特徴である(第1部のみ)。 初期にはバスケを通じて学生生活を描写する場面も多かったが、ACT II(以後ACT2)以降は本格的なバスケシーン中心になる。外連味重視に走る事もなく、バスケットボールの本質を正面から描いている。また、各高校のバスケカラーが明確に描き分けられ、戦術やディフェンスシステムも細かく描かれている。 連載開始から25周年を超え、バスケットボールを主題とした漫画では史上最長連載を誇るが、作中での時間は1年も経過しておらず、劇中の年代を連載開始年の1989年とするとACT2以降でも1990年となる。しかし、1990年には存在しないクォーター制や24秒ルールの導入(日本では2001年に導入)、ワンセグTV付携帯電話の登場(2006年頃から普及)など、連載時期に即した時代考証は取り入れている。しかし、作者は「連載開始当時は携帯が全く普及しておらず、キャラ達が携帯を持っているのに凄い違和感を感じるが、かといって携帯がないと話が進まない」と複雑な心境を述べている〔『DEAR BOYS PREMIUM GUIDE』より。〕。 様々なメディア展開もされており、1998年にドラマCDが発売、2003年にはテレビアニメ化され、テレビ東京とAT-Xで全26話が放送された。なお、『頭文字D』シリーズに続き、劇中に「SUPER EUROBEAT」が使われている。2007年にはマーベラスエンターテイメントとネルケプランニングによってミュージカル化され、12月20日から29日まで上演。2008年には続編の公演が行われ、7月25日から8月3日まで上演された。2011年には第3弾としてニコニコミュージカルで4月30日から5月8日まで上演された。 その他、スピンオフ作品として女性キャラクターに焦点を当てた小説『DEAR BOYS 〜The girls' days〜』が発売(作画:八神ひろき、作:金春智子)。またギャグ漫画『NEAR BOYS』が『月刊少年マガジン+』で01号(2011年10月)から08号(2014年2月)まで連載された(企画監修:八神ひろき、漫画:櫻太助)。全1巻。 1989年7月号(1989年6月6日発売)より連載を開始した本作も通算26年にも及ぶ長期連載の末に2016年1月号(2015年12月4日発売)にて完結。本編完結後に同誌にて2016年3月号(2016年2月5日発売)から特別編の集中連載が開始した。 抄文引用元・出典: フリー百科事典『 ウィキペディア(Wikipedia)』 ■ウィキペディアで「DEAR BOYS」の詳細全文を読む 英語版ウィキペディアに対照対訳語「 Dear Boys 」があります。 スポンサード リンク
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